VRはまだまだこれからの業界。オリジナルの表現や感情を揺さぶる表現を探求したいです！
スーパーCG＆映像クリエーター専攻卒
VRクリエーターとは？
仮想世界を創り出すアーティスト
VR(バーチャルリアリティー）とは、コンピューターで生み出した仮想世界をまるで現実のように体感させる技術のことです。そのVR（仮想現実）の技術を用いてゲームをはじめとする様々な分野でリアルな映像を作り出すクリエーターをVRクリエーターといいます。主にゲーム業界などのエンターテインメント分野を中心に発展してきましたが、そのポテンシャルにより多方面からの注目が集まっており、様々な場面で利用されています。ヘッドマウントディスプレイを用いたものや最近ではスマートフォンを利用したものなどが普及しています。
VRクリエーターってどんな仕事？
ゲーム以外にも活用され、様々な業界が活躍フィールド
VRクリエーターは映像、ゲーム、アトラクションといったエンターテインメント分野のみならず、現在では、医療や不動産といったゲーム以外の分野でも活用されています。始まったばかりの分野でまだ手探りな部分も多いですが、クリエーターの想像力次第でいくらでも発展できる面白い分野といえます。
VRゲーム
PSVRやOculus社のヘッドセットを利用したハイスペックなVRゲームや、スマートフォンをヘッドセットに装着して体験するスマホVRゲームが主流です。RPGやシミュレーションゲーム、レーシングゲームなどあらゆるジャンルでソフトも販売されています。ゲームの住人になったような高い没入感を得られる為、次世代の体験型ゲームとして注目されています。
VRライブ
家にいながらライブの臨場感を味わえるサービスです。人間のアーティストだけでなく、初音ミクやバーチャルユーチューバーのような3Dモデルを持つキャラクター達のライブスペースとしても活用されています。最近では大規模なイベントも開催され、VRならではの新しいライブの楽しみ方として人気です。
映像制作
360度映像という自由に視点を動かすことのできる動画。Youtubeやスマートフォンを使って手軽に体験できるものも多苦あります。
不動産分野でのVR活用
VR内部見学や未完成物件のVR見学など、VRの強みを活かした利用が広まっています。移動の手間も完成品の用意も必要ないため効率的に接客できるようになりました。
医療分野でのVR活用
手術のシミュレーションや幻肢痛の治療などで利用されています。いままでにない新たな治療法につながる可能性があるため注目を集めています。
旅行分野でのVR活用
VRを使った疑似旅行体験でツアーの雰囲気を味わうことができます。映像と音だけでなく、風や振動といった視覚聴覚以外の五感に訴えかけるアプローチをすることでさらなる臨場感を演出する施設などもあります。
どうすればVRクリエーターになれる？
VRクリエーターへの道のり
VRクリエーターになるためには、UnityやUnreal Engineなどのエンジニアとしてのスキルと、VRの世界感をデザインするためのデッサン力や想像力といったデザイナースキルを伸ばすことが大切です。幅広く学ぶ必要があるため、専門学校などで体系的に学ぶことがVRクリエーターへの近道となります。
求められる知識・資質
映像制作スキル
実写を使った映像であれば、360度カメラなどの機器の扱い方や撮影技法が必要です。映像の編集方法や特殊効果、カメラワークを学びクオリティの高い映像を制作するため技術が求められます。
プログラミングスキル
VRゲームやアプリケーションを開発するには、目的に合わせた開発言語を学ぶ必要があります。UnityならC#、Unreal EngineであればC++がベースになっており、独自scriptと併せて学ぶと良いでしょう。
コミュニケーションスキル
ゲーム開発には多くのゲームクリエイターが関わっています。チームでより良いものを作るには協調性や交渉力が求められます。コミュニケーションを取りながら完成度の高いゲームへと近づけていきます。
3DCG技術
VR世界の土台となる3Dモデルを制作します。モデルの印象がそのまま作品の評価に繋がることもあるため、魅力的なモデリング方法を学ぶのが大切です。
デッサン力
仮想空間でリアルに物体を再現するためには、物の形や光や陰影を正確に把握する力が要求されます。
