資格図鑑

CompTIA Network+

CompTIA Network+はネットワークに関するベンダーニュートラルな国際資格です。 CompTIAの資格は世界中で実施されており、日本以外でも活かせるのが強みとなっています。 Network+はその名の通りネットワーク技術に関する資格であり、ネットワークの構成、運用、トラブルシューティングなど実務でも役立つスキルを網羅しています。 そのため、ネットワーク技術者としてのスキルアップやネットワーク技術者を目指すための勉強としてこの資格に挑戦するのもオススメです。
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CompTIA Network+はこんな資格!

  • 特定のベンダー製品に偏らないベンダーニュートラルな資格!
  • ネットワーク技術に関する幅広い範囲を網羅している。
  • CompTIAはA+の次、Security+の前にNetwork+を取得することを推奨!

CompTIA Network+とは?どんな資格?

ネットワーク技術に関する知識を問われる、CompTIA認定資格の1つです。

CompTIA A+などの認定をおこなっている団体であるCompTIAが実施している認定資格です。国際的にも有名なCompTIAが運営していることもあり日本だけでなく海外でも通用するグローバルな資格となっています。
内容はNetworkの名の通りネットワーク技術に関するものが中心となっており、ネットワークの構成や運用、トラブルシューティング、セキュリティ、仮想化といった幅広い範囲を学べます。
また、ネットワーク機器ベンダーであるシスコが運営するCCNAなどとは違い、特定のベンダー製品によらない「ベンダーニュートラル」な資格のため、汎用的に通用するスキルを学べることも大きな特徴の1つと言えるでしょう。

CompTIA Network+を取得するメリットは?

ネットワーク技術者として広く活かせるスキルを持っていることの証明となります。

CompTIA Network+は国内、国外を問わず一定の知名度があるので、多くの企業でアピールポイントとなるメリットがあります。
また、CompTIAによるとNetwork+を取得することでネットワーク関連業務の9ヵ月相当の実務スキルを評価できるとされています。
このようにある程度、実務に役立つスキルを学べるため、就職後「いざ実務開始!」といった場合にも大いに役立つでしょう。

いきなりCompTIA Network+を受験しても大丈夫?

Network+に受験資格等はないので、いきなりNetwork+を受けてしまっても大丈夫です。

受験資格などはないため、自信があればいきなりNetwork+を受験しても大丈夫です。
公式では推奨経験として
・ CompTIA A+認定資格または同等の知識
・ ネットワークサポートもしくは管理
・ 学校教育での9ヶ月以上のネットワーク学習経験
が挙げられています。

どんな試験?会場は?

CompTIAの認定資格試験はピアソンVUEの認定試験センターもしくはオンラインで毎日実施しています。

CompTIAの試験はピアソンVUEを通して毎日行われているため、自分好きなタイミングで受験が可能です。
オンライン受験の場合はWebカメラの用意や事前の回線チェック、本人確認書類の準備等さまざまな条件があるので、受験の際は必ずピアソンVUEのサイトをご覧ください。
また、受験料として42,408円の費用が必要となります。

どうやって勉強すればいい?

CompTIA公式のトレーニング教材があります。

CompTIA公式でNetwork+のトレーニング教材が販売されています。公式の教材なのでこれをしっかりと理解できれば試験対策として十分でしょう。
公式教材では難しいと感じた場合は、問題集や参考書からはじめましょう。

試験形式

問題数最大90問
出題形式単一/複数選択、シミュレーション
試験時間90分
合格ライン720(100~900のスコア形式)
試験分野出題比率
1.0 ネットワーキングの概念23%
2.0 インフラストラクチャ18%
3.0 ネットワークオペレーション17%
4.0 ネットワークセキュリティ20%
5.0 ネットワークのトラブルシューティングとツール22%
100%
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CompTIA Network+はどんな職業で役に立ちますか?

ネットワーク技術を活かして企業のITインフラを支えるような職業で活躍しています。

資格が役立つ業界・職業

ネットワークエンジニア

ネットワークを使用するシステムを構築・保守するのがネットワークエンジニアです。ネットワーク構築に使用するハードウェア、ソフトウェア両方の構築を行うのでネットワーク機器の扱いやLinuxによるシステム構築の方法などに精通しています。
インフラエンジニアと同じ職業として扱われることもありますが、インフラエンジニアに比べてよりネットワークに特化した役割を持ちます。CompTIA Network+ではこうした業務に役立つ汎用的なネットワーク技術が学べるためネットワークエンジニアを目指すなら試験に挑戦してみるのがオススメです。

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インフラエンジニア

物理サーバーやクラウドサーバーを維持管理し、会社の基幹システムを安定運用させるのがインフラエンジニアの重要な仕事です。
サーバーの役割にはネットワーク通信による情報のやり取りなども含まれており、ネットワーク技術に関する知識はインフラエンジニアとして仕事をしていく上で欠かせないものとなっています。CompTIA Network+のようなネットワーク技術の資格を持つことはキャリアを歩んでいく上で役に立つでしょう。

≫スーパーITエンジニア専攻ページへ

CompTIA Network+のほかにはどんな資格がありますか?

CCNA(シスコ技術者認定)

CCNAはネットワーク機器ベンダーであるシスコシステムズが認定している資格です。
ネットワーク技術に関することやシスコ製品の扱い方などが学べます。以前はいくつかの専門技術分野の試験に分かれていたのですが、最近統合されCCNAに一本化されました。

CompTIA A+

CompTIAが認定しているIT運用管理業務に必要となるスキルを学べる資格で、CompTIA Network+の前に取得することが推奨されている資格です。
ハードウェアやOS、ネットワーク、セキュリティ、トラブルシューティングなど広範囲の出題があり、ITエンジニアとして基本的な知識を身につけることができる資格となっています。

CompTIA Security+

CompTIAが認定しているセキュリティに特化した資格で、Network+で基礎を学んだ技術者が次に目指す資格とされています。
セキュリティ人材の不足が叫ばれる現代においてこうしたセキュリティ特化の資格を持っていることはメリットとなるでしょう。