多くの企業が集まり、連携するゲーム業界注目の福岡から新しいゲームを発信！

毛利さん： スマートフォンの普及と性能の向上により、モバイルオンラインゲームの開発技術は日々進化をし続けています。そのため、より多くの人材が必要とされており、開発のために拠点を全国に広げている企業が増えています。多くのモバイルオンラインゲームを世に送り出してきた、株式会社gumiでは、2011年に福岡オフィスを設立し、東京の本社と連携しながら福岡オフィスがメインとなって「誰ガ為のアルケミスト」の開発・運営を行っています。gumiで3DCG部門のManagerをしている毛利さんに、スマートフォンゲーム業界についてお話を聞いてみました。

学生： どんな仕事をされていますか

毛利さん： gumiには2009年にデザイナーとして入社し、開発・運営に携わりながら専門知識とマネジメントスキルを身に着け、2016年に3DCG部門の立ち上げのために福岡オフィスへ異動となりました。現在はgumiの人気タイトルの一つ「誰ガ為のアルケミスト」の開発・運営に携わっています。

学生： どうしてゲーム業界で就職しようと思いましたか

毛利さん： 私のゲームとの出会いはファミコンよりも前になります。ゲームをすることが悪いというイメージが強かった中で、親に隠れて夢中になって遊んでいました。中学、高校になるとゲームの世界がより身近になり、自分自身でもっと魅力的なゲームを作ってみたいと思うようになったのがゲーム業界での就職を考えたきっかけです。

学生： ゲームを作る上で大事にしていることは何ですか

毛利さん： ゲームは今や私たちの生活に根付いており、ゲームで遊んだ経験がない人はほとんどいません。その中でゲームクリエーターを目指すのであれば、好きであることはもちろんですが、ゲームを遊びながらも批評的な視点を持つことが最も重要です。そこが「遊ぶ」ことと「作る」ことの一番の違いであり、ゲームのシナリオ、グラフィック、音楽がどうなのか、自分ならどう作ってみたいか、自分自身の意見を持ち考えてほしいと思います。そのためには、世の中のトレンド、ファッション、サービスに敏感になってください。それら現実を知らずして、ゲームの世界観の創造は不可能なのです。

学生： なぜ福岡で働こうと思いましたか

毛利さん： ゲーム業界では、オンライン会議やチャットツールを使い、場所にとらわれず仕事ができます。そうした中で福岡には、ゲーム業界を目指す人のための学びの場が多いだけでなく、大都市に比べて物価が安い、通勤時間を短くできるといった暮らしやすさもあり、ストレスなく仕事に打ち込めます。

学生： ゲーム業界を目指す人へメッセージをお願いします

毛利さん： ゲーム業界は常に新しい力を求めています。皆さんと一緒に福岡で新しいゲームを生み出せる日を心待ちにしています。