好きなことを追い求めていこう！
その先に、自分に合った仕事がきっと見つかります

江田さん： 家具・インテリアの通信販売サイト「LOWYA」を運営するベガコーポレーション。家具の卸売会社に勤めていた浮城智和社長が、インターネットを使った販売に手応えを感じ、2004年に立ち上げた会社です。私はデザインの大学を卒業後、前職の広告代理店でWebデザイン、グラフィックデザイン、映像、プロデュースなどを経験。ただし、その頃はWeb サイトをつくったとしても納品するだけで、自分のデザインがどう評価されたのか知ることができませんでした。eコマースであれば、自分のつくったサイトの効果が数字としてダイレクトに分かると感じ、福岡に本社のあるこの会社にWebデザイナーとして転職しました。
入社後は自社ブランド「LOWYA」のWebデザインを担当し、LOWYA統括、モール・旗艦店統括、商品開発・デザイン統括を経験しました。インターネット上で商品取引を行うeコマースでは、例えばバナーひとつにしても、おしゃれなバナーよりも、とにかく目立つバナーのほうが、アクセス数が断然良かったりします。デザイナーはいわば店長という位置付けで、どうすればサイトに興味を持ってサイトに来てもらうのか、そして商品の良さが伝わるのかを考えています。

江田さん： Webデザイナー以外にも、マーケッター、プロダクト（家具）デザイナー、カメラマン、スタイリスト、システムエンジニアなど、さまざまな業種が集まっています。求める人材としては、伝わるデザイン、共感できるデザインを追求できる、eコマースというビジネスに共感し、ブランドを一緒につくっていきたいという情熱あふれる人と一緒に働きたいです。

eコマース業界は急成長していますが、家具などの大型の商品は、まだ「実際に見て買いたい」と思う消費者が多いのが現状です。ただし、コロナ禍によって「イエナカ」、いわゆる家で過ごす時間が増えたことで、家具をネットで注文する方は増えてきているのは確かです。また、インターネットでの買い物に抵抗のない世代が30代以上まで広がってきて、結婚して家を持ち家具を揃える時には、インターネットを活用するのは間違いないでしょう。

この業界に進みたいという皆さんには、まずは自分が何をしたいのか、好きなことは何なのかを自己分析してみてください。何を目指したいかと考えた時に、どこの企業とそれがリンクし、実現できるのかを考えていけば道が見えてくると思います。また、売れているもの、流行っているものがなぜ人気なのか、考える習慣も身につけてほしいですね。
いい家具をつくる、売るためのWebサイトをつくる、そのための戦略を考えるという私たちの仕事は、買っていただいた方の暮らしを豊かにする、幸せにすることにつながっています。eコマースのお客さまは全国の1億2千万人、いや世界中の人々です。私たちのビジネスに共感いただいた人と、ぜひ一緒に挑戦していきたいと思います。