オリンピックも終わりましたが、暑い夏が続いていますね。
8月のお盆前、ホワイトハッカー専攻の1・2年生を対象にサイバー犯罪に対する警察の業務理解のための特別講義を行いました。
福岡県警よりサイバー犯罪対策課の幾野様にお越しいただき、お話ししていただきました。
福岡県警察の組織についての説明。普段、警察に行くことがないからこそ管轄エリアや様々な部署があること、警察の仕事にも種類があることを知れました。
サイバー犯罪対策は「生活安全警察」に含まれるのだそうです。
サイバー犯罪にも違いや分類があることも説明がありました。
普段、ニュースで聞く事件がどれにあたるのかを意識できそうです。
この春、新しく設置された高度情報技術対処センター(AITC2)についての紹介もありました。
デジタル化・オンライン化が進む中、多様化、巧妙化するサイバー犯罪に対して、県警察全体のサイバー犯罪対処能力の高度化を図っていくそうです。
実際にどんな風に業務を行っているのかの説明もありました。
情報の収集・分析・活用とその流れは、いかにデータを扱っていくのが重要かがわかります。
サイバー捜査官、サイバー警察という呼び名ではなく、「専門捜査官」ということも知りました。
試験の流れや、現場に出るまでの研修について、勤務体制や福利厚生などもお話いただきました。
そして、お話を聞く限りサイバー領域に関わる人材は、まだまだ少ないのだと感じました。
最新の犯罪の手口も説明していただきました。
誰もがスマホを持ち、インターネットを利用できるからこそ、身近に被害にあう人たちが増えています。
「知る」ということが本当に大事なのだと思います。
最後に質疑応答で、学生たちからはいろいろと質問があがっていました。
普段、知ることのない業界の仕事に対するお話であったので、新鮮であったかと思います。
セキュリティについて学ぶ学生たちであるからこそ、将来の選択肢の一つとして、勉強をしていってほしく思います。
未来の「専門捜査官」が誕生するとしたら楽しみです。