TECH.C.福岡ではIT系専攻の学生を対象に株式会社NTTドコモの中村武宏氏を招いての特別講義を行いました。

中村氏はNTTドコモ執行役員、5Gイノベーション推進室室長、ネットワークイノベーション研究所長であり、５ＧやConnectedCarの研究開発および標準化に従事されている方なのです。

まずは５Ｇの現状やこれからの推進活動についてのお話がありました。
まだまだ５Ｇは国内に浸透していませんが、今後1兆円規模の投資が行われ、広がっていくそうです。
将来は自分のスマホで自分だけのネットワークができるようになるってすごいです。

５Ｇの推進にあたって、オープンパートナープログラムに参加している企業団体は3400社以上あるとのこと。
５Ｇでどんなことができるかはドコモだけでなく、いろんな業種・業界の人たちとの共創によって形になっていくそうです。

すでに22のソリューションが創出されているとのことで、いろんな実験の例を教えていただきました。
ゲーム、医療、建設、ロボット、地方創生、自動運転、音楽、放送などなど。
SF映画のような世界の実現にむけて、たくさんの人たちが動いていることを知りました。

学生たちも真剣にメモを取りながら聞いていました。

最後に６Ｇの話もありました。５Ｇもまだ普及していないのに６Ｇ？と思うかもしれませんが、１Ｇ～２Ｇ、３Ｇ、４Ｇと移動通信システムの変革は10年ごとに起きているそうで、2030年に向けて今から開発に動いているのだそうです。話を聞いていた学生たちも驚いていました。

これから10年先に、ヒト、モノ、コトのあらゆる情報がバーチャル空間につながっていく、サイバー・フィジカル融合が起こっていくのだそうです。

今回の講義では、現代～10年後の未来まで、色んなテクノロジーが進化していくのだとワクワクするお話がいっぱいでした。
ITを学ぶ学生たちの「可能性がひらかれて」いくきっかけになったかと思います。